1. HOME
  2. ハーブテント専門店lenlenはじまりの物語

 

Mission

「愛に溢れ、世界を自由に探求する女性の休息をサポートし、一人ひとりが自分らしくよりよく生きる世界を」
love/true to yourself  &  relax / rest well-being

Vision

古来からタイに伝わるハーブ民間療法ハーブサウナ(温熱&ハーブの香りのヒーリング)を日本に伝え、小さな空間でも簡単にできるハーブテントを届けることで、自ら、自然界の生命力と呼吸でつながり、心と体を解放する「休息」の時間を過ごしてもらう。

Value

・ハーブテント発祥の地、タイに敬意をもってタイで製造する
・タイに古来から伝わる伝統的なハーブの知恵を大切にする
・コットンなどの天然素材でつくる
・作り手の見える、温かみのある、手仕事のぬくもりを
・無農薬栽培のハーブを厳選する
・山岳民族の方の現金収入になるハーブを届ける
・We are the World 世界とのつながりを肌で感じるような商品を届ける

 


<lenlenはじまりの物語>

 

私の母は、若いときに、大病を患いました。それまで、都会から嫁いだ田舎で、自分がやりたいことを形にしたいと、子供たちに「塾」を開き、毎日、家事と子育てをしながら、ほぼ、休むことなく、地域の学びのために、精を尽くし、忙しい中でも、イキイキと生きていた母。

そんな母が、突然、人が変わってしまったように動けなくなり、食事もできなくなり、家族は心配で、誰に何に頼っていいのか、わからず、暗いトンネルの中にいるような日々でした。

「母を救いたい」

まだ、大学生だった私には、何もできることがないように思えて、その無力さをバネに、もっと、強い大人の女性になり、安心させてあげたいという思いで、奨学金に応募して、中国へ留学したり、自己価値を高めることができそうなものには、とことん精を出しました。

その甲斐あり、大手と言われる企業に就職したのものつかの間、今度は、私自身が、仕事に追われる日々の中で自分を失っていきました。

「私は、なんのために生きているのだろう?」

そんな自問自答がつづき、母の病気や自分の苦しみという経験は、

「どうしたら、人はもっとよりよく生きることができのだろう?」

という探求の道へと私を導いてゆきました。

 


転機

 

その後、様々な本を読み、偶然のような出会いによって、少しづつ、自分がほんとうにやりたいことを仕事にしようと、

子供の頃からの夢であった「客室乗務員」になるということへの挑戦がはじまりました。

広い世界で、もっと、たくさんのことを見聞きしたいという願いがありました。

語学をさらに学び、タイの航空会社、そして、その後、ドイツの航空会社で国際線に約10年、乗務しました。

休みがあれば、癒しの探求はつづき、英国のAromatherapy Companyでアロマセラピーを学び、バンコクにて、NLPを学び、暇さえあれば、旅にでて、人の心・体・そして魂についての学びをしていました。

 


どん底へ

 

自分はたくさんのことを学んだし、もう恐れるものはない、なんだってできる、

そんな自信とともに、夫ともに日本に帰国し、夫の仕事を手伝う形で法人を立ち上げました。

法人の仕事も順調に増え、すべては順風満帆かのように思えました。新しく住む新居の契約も進み、これだけ、恵まれていていいのか?というほどの思いでした。

しかし、突如として、やってきたのは、今度は、自分自身の病気でした。

まるで、どん底に突き落とされるかのような感覚。突然として、起き上がることもできなくなり、自律神経失調症でした。

元気だった自分が、どうしてこんな弱くなってしまったのだろう?と、今まで、強い自分でありたいと生きてきた私にとって、こんな姿を見せることは、とても恥のように思えました。家族にも迷惑をかけるし、やりたいことができない。「当たり前のことができない」ということが、どれほど苦しくて、辛いことかと、人生ではじめて身をもって体験しました。

 


統合へ

 

「病気は、自分ともう一度向き合いなさいというサインだ」

そんな言葉をどこかで聞いたような気がして、ぼんやりと、天井を見つめて寝ていることしかできなかった時間の中で、どうにか、元気になる術を探して、オンラインや本などを読み漁りました。

病気になって間もなくの間は、散歩すら、やっとの状態で、他のことは、できなくても、唯一、できたことは、本を読むことと、ハーブを植えること。

心も体も必死に私を助けてくれようとしていたのだと思います。

元気になるまで、3年の月日がかかりました。この期間は、振り返ると、意図せずとして、今後の自分自身の活動を支えてくれるような、人が心身ともに健康に生きるには?(well-being)というテーマにまつわることを、さらに深く広く学ぶ時期だったのかもしれません。

分子栄養学、瞑想、呼吸法、ホルモンバランスを整えるための運動法、インナーチャイルドワーク、チャクラ、フラワーレメディー、温熱療法など、今まで目を向けることがなかったような分野まで、学びが広がっていきました。自分の健康に関わっていたので、とにかく実践付きで。

気づいたこと、レッスンは、山の如しですが、それでも、一言でいうならば、

「自分を大切に大切に」

という言葉に尽きます。

私たちは、一人ひとり、それぞれの場所で、自分の大切にしたことの何かに向かって、日々を生きています。でも、人生の中には変化や予期せぬ出来事、思い通りにいかないことも、あります。

何かを得ること、何かをすることについては、とても「良き」こととして、評価され、感情的にも気持ちが良いので、どんどんやれてしまいますし、それもそれでとても大切です。

でも、一方で、ついつい、がんばりすぎてしまったり、人のために、自分の限界を超えてサポートしようしてしまう多くの温かいハートをもって生きる女性には、同じくらい、自分のためにゆっくりと休み、ただひたすら自分を大切にケアする時間が必要だと思うのです。

すべての花には、しっかりと根付く土の中の世界があるように、上へと外へと向けて花開こうとする私たちにも、同じくらい、土の中のような根をはれる「休息」の場が必要なのだと思うようになりました。

「愛に溢れ、自由にこの世界を探求する女性にこそ休息を。」

というlenlenのミッションはこうして生まれました。

 


再出発

 

病気が回復するにつれて、心の中に湧きあがる声は、また、海外に行きたいな、大好きな癒しのこと、その中でも、植物の生命エネルギーをダイレクトに暮らしに取り入れることのできる、「香り」のことを仕事にしたいなという気持ちでした。

そうして、回復した年、真っ先に向かったタイにて、ハーブテントと出会いました。

もともと、カンボジアで出会っていたので、2度目の再会のようなものでしたが、これは、とても良いものだという直感がありました。

そこからは、肩の力は抜けているのに、不思議と助けてくれる人がいて、

日本の気候に合わせて、タイでのテントの開発から、無農薬ハーブを育てる人との出会いまで、lenlenの商品を届ける上で、欠かすことのできない方たちがパートナーとなってくれています。

 


あとがき

 

がんばりすぎている人が、思う以上に多いなと感じます。がんばれることは、とても尊いです。

けれど、それと同じくらい尊いのは、休むこと。自分を大切にケアすること。

このバランスが取れれば、最強だと思うのです。

ただただ休む。人に愛を注ぐのと同じくらい自分に愛を注ぐ。

そして、また自分の大切なことを大切にして生きる。旅にでる。

そんなバランスをとる一助にハーブテントがなってくれることを願っています。

小さな小さな空間でありますが、日々、がんばってくれている自分にありがとうを届ける時間として、どうぞ、ゆっくりご自身を休ませてあげてください。

長らくおつき合いありがとうございました。

この後も、よき1日でありますように